瞑想やヨガをするとエゴが強まるという研究結果(ドイツ研究)

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瞑想やヨガをするとエゴが強まるという研究結果(ドイツ研究)


 仏教の教えによると、自己は幻想だ。仏教は、本質的に自己などないという世界観を説き、欲望を捨て、自分への関心(エゴ:自我)から距離を置くよう勧める。これを実践するために世界中の人々が行っているのが、ヨガや瞑想だ。

 しかし最近発表された心理学の研究結果は、そのアプローチと真っ向から対立している。瞑想やヨガによって実はエゴが膨れ上がるというのだ。

・ヨガや瞑想で高まる自己高揚感

 『Psychological Science』に掲載された論文では、瞑想によって自我を克服するという仏教の教えは、いかなるスキルであれ練習すると自己高揚感(self-enhancement/膨張した自愛を表す心理学用語)を育むというウィリアム・ジェームズの理論と矛盾すると論じている。

 大まかに言って、ジェームズの理論を裏付ける証拠はかなりある。しかしドイツ・マンハイム大学の研究チームは、ヨガと瞑想という文脈における同理論を検証することにした。


・ヨガ教室の生徒を対象に自己高揚感を測定

 研究チームは、ヨガ教室の生徒93名を対象に15週間かけて自己高揚感を定期的に評価した。測定法はいくつか採用された。

 一つ目は、ヨガ教室の平均的な生徒との比べてどうかと尋ねて自己高揚感レベルを測定するやり方だ。二つ目は、自己愛傾向を測定するアンケートだ。

 アンケートは、例えば、「自分はこれから行う善行によって広く認知されるようになるだろう」という文が自分にどれだけ当てはまるかといった設問に答えるものだ。三つ目は自尊心スケールで、被験者に「現在、自分は高い自尊心を持っている」といった内容に同意するかどうかといった質問に答える。

 ヨガのクラスを終えてから生徒を評価すると、三つ全部の測定法で、24時間前に比べて自己高揚感が有意に高まっていた。
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