広大な宇宙で数々の恒星や惑星が発見されるたびに、いつの日か我々以外の知的生命体に遭遇するかもしれないという期待が高まっている。
地球外知的生命体探査(SETI)の研究者や、天文学者は四六時中望遠鏡を覗き込み、地球外文明から発せられた電波をキャッチしようと日夜励んでいる。
かつて、これこそが地球外知的生命体の証拠なのでは?と期待された出来事が幾度かあった。
結局はそうではないことが徐々に明らかになっているのだが、それでも未だに解明できていない現象も残されている。
宇宙はとにかく広いのだ。地球だけに生命がいるとは考えにくい。
いつの時代でも我々地球人はひとりではないことを信じたいのだ。
ここでは、かつて、もしかしたら異星人の証拠か? と大いに沸いた出来事を見ていくことにしよう。
・10. 火星の運河
Tracing the Canals of Mars: An Astronomer's Obsession / Photo credit: Percival Lowell
19世紀後半から20世紀前半にかけて、火星には運河があると勘違いされていた。そして、それらについて、一部の学者は、知的生命体が灌漑を行うために作ったのでは、と考えた。
火星に人工的に作られた建造物があるという説をめぐっては、20世紀前半まで激しく議論が交わされた。