ニュースや書籍等様々な媒体によって、相続税対策の特集が組まれ注目を集めている。理由は平成27年(2015年)に相続税が増税されたことと、平成30年(2018年)の民法改正により、今まで有効とされてきた相続税対策に一定の規制がかけられたことだ。二つの改正により、相続税が無関係とされてきた人達が、状況によっては相続税の課税対象者とされてしまうか、相続税の税額軽減措置の適用を受けることができず、高額な相続税を納税しなくてはならなくなってしまう。
■富裕層に対する税金だった相続税
本来相続税は富裕層を対象とした税金であり、庶民にとっては無縁とされてきた。確かにそれは事実ではある。しかし、前述のように状況次第では相続税が課税されることになった現状において、相続税対策の必要性並びに有効となる相続税対策とは何かについて再考した方が良いのかもしれない。
■相続税がかかるかどうかは簡単にわかる
非常に大雑把なことを言うと、総資産から住宅ローン等の借金、つまりマイナスの資産残高を差し引いた資産額が三千万円以下であるならば相続税が課税されない。この数字は相続税の基礎控除額が根拠になっている。因みに相続税の基礎控除額とは「3000万円+法定相続人の数×600万円」である。法定相続人が居る場合、当該法定相続人の数一人について600万円ずつ基礎控除額が増加することになる。前述の三千万円というのは最低限の数字であることに留意されたい。
■その人によって最適な相続税対策は変わる
問題となるのは、資産が相続税の基礎控除額を超える場合だ。基礎控除額を超えた金額に相続税が課税される。そのままだと高額な税額を納付しなくてはならなくなる。ここで相続税への対策が必要となってくるのだ。当然、相続税が課税されなければ対策は必要ない。対策とは具体的に何をやるのかと言うと、相続税法並びに関係諸法に準拠し、法の認める範囲内において税額を軽減させる為に必要な措置をとることなのだ。
これは、人によって千差万別であり、また対策の効果も変わってくるために一概には言えない。代表的な対策を幾つか挙げてみると、生前贈与、配偶者控除、養子縁組による基礎控除額の増額、生命保険の加入や生命保険控除の適用等である。
【相続税対策】生前贈与、配偶者控除、養子縁組で基礎控除増額、生命保険
2019.03.13 19:00
|
心に残る家族葬
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
新品エアコン高騰で注目集める「中古」、猛暑と省エネ基準で問われる買い替えの判断軸
TREND NEWS CASTER
2
支援が届きにくい子どもと家族をどう支えるか、那須の「こどもホスピス」が挑む制度の狭間
TREND NEWS CASTER
3
医療現場の「見えない負担」を減らすには──人手不足の地域医療でAIが果たす役割
TREND NEWS CASTER
4
若者の「梅離れ」に挑む異業種出身社長の逆転発想――規格外梅は資源になるか?産地が直面する「価値再編」
TREND NEWS CASTER
5
工場の外へ広がる「自動化フロンティア」――滋賀の中堅FA企業が挑む”another FA”は普及するか
TREND NEWS CASTER
6
なぜ鼠径ヘルニア手術は「入院」が主流なのか――日帰り年500件超のクリニックの試み
TREND NEWS CASTER
7
地方医療は「治す」だけで維持できるのか、「点」から「面」への分かれ道
TREND NEWS CASTER
8
鎌倉大仏の背中に空いてる〝穴〟の正体 「背部スラスター」との珍説に3.5万人破顔も...真相は?高徳院に聞く
Jタウンネット
9
〝ちいさな夏〟が閉じ込められた風鈴が、ずらり 京都・正寿院の「風鈴まつり」の清涼感がたまらない【6/1~9/30】
Jタウンネット
10
老舗そば店は地域に何を”残す”のか――茨城・常総、66年続く食堂が抱える宿題
TREND NEWS CASTER