東京を代表するターミナル駅のひとつ「池袋駅」。その出入り口の名称が、いつの間にか変わっていた。
池袋駅西口(北)と池袋駅西口(南) (2019年4月3日、Jタウンネット撮影)
変わったのは、東武鉄道の出入り口表記。もともとは北口と南口だったが、これが「西口(北)」と「西口(南)」との表記に変更されたのだ。
Jタウンネットが駅の構内図などを確認した限りでは、これまで「北口」「南口」という表記を使っていたのは、東武の出入り口だけだった。つまり、これで池袋駅から「北口」と「南口」が消えたことになる(西武南口という出入り口はある)。
人と待ち合わせをする際などには、注意が必要になるかもしれない。
3月22日の工事で変更2019年3月下旬ごろからツイッター上で看板の変化に気づいたユーザーからの報告があった。
「東武鉄道が池袋駅北口を無かったことにしようとしてるぞっ!!」
「あれ池袋北口ってこんなだったっけ?」
確かにネット上には、新しくなった看板の写真も投稿されている。 いったいなぜ変わったのか。2019年4月2日にJタウンネット編集部が東武鉄道広報部の担当者に話を聞くと、
「3月22日の夜間の工事を皮切りに。自動改札外のものを変更しました。今後改札内の表記も変わっていきます」
とコメント。理由について聞くと、池袋駅がある豊島区の取り組みに関連があった。
「『特定都市再生緊急整備地域』に池袋駅周辺の地域が指定されました」
この整備にまつわる都市再生緊急整備協議会の協議員に東武鉄道が名を連ねている。この整備のなかで、表示を変更する動きが出てきたという。
都市再生緊急整備地域は都市再生の拠点として、都市開発事業などで緊急かつ重点的に市街地の整備を達成するように努める地域のことで、政令で指定されるものだ。豊島区の公式サイトには、交通に関わる整備指針として、
「乗換利便性の向上や分かりやすい動線の確保を図る」
との一文がある。