会社を辞める際は、本人が会社に申し出て、退職手続きするのが当たり前の流れである。
しかし、最近は退職手続きを本人の代わりに行う「退職代行サービス」を利用して会社を辞める人が急増しているという。
「このサービスを利用すれば、上司に『会社を辞めたい』と直接申し出る必要もなく、翌日から会社に出社する必要もありません。『退職したいことを上司に言い出しにくい』という人や、『人手が足りなくて辞めさせてくれない』という悩みを抱えている人が主な利用者です」(退職代行業者)
実際に退職代行業者を利用した20代の男性会社員はこう話す。
「会社に辞めたいと伝えても聞き入れてもらえませんでした。そこで、退職代行サービスにすべてをお願いして、翌日から出社拒否を強行したら、あっさり辞められたんです」
かかった費用は3万円。会社側と交渉する労力や、精神的な負担を考えると、“安い”と思ったそうだ。
一方、企業側は退職代行サービスを利用して辞める社員に困惑している。
「突然、退職代行を名乗る業者から連絡があり、若手社員の『退職願いを送りました』と言われた。その社員は有給消化を理由にその日から欠勤し、結局、仕事の引き継ぎもできずに退社していきましたよ」(大手商社の人事部課長)
退職代行業者によると、10連休となった今年はGW中にメンタルのバランスを崩して“五月病”に苦しむ若手社員からの依頼が殺到しているそうだ。しかし、早くも怪しい業者が出始めているという。
「本来は弁護士が会社と依頼人の間に入って退職の交渉をしますが、無資格者を交渉人とする怪しい業者もありますから注意が必要です」(前出・退職代行業者)
悪質な業者に頼むと、依頼者から料金を受け取って放置したり、「会社との交渉が難航している」と難癖をつけて追加費用を求めてくることもあるそうだ。
いずれにせよ、昭和世代には思いもつかないサービスだが、令和ではこれがスタンダードになるのかも…。
10連休明けに依頼が殺到! “退職代行サービス”が大人気
2019.05.25 22:00
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