29日放送のワイドショー番組『モーニングショー』(テレビ朝日系)でのある一幕が批判を呼んでいる。
この日、番組では28日に川崎・登戸で発生した殺傷事件について報道していたが、羽鳥慎一アナウンサーが「防犯という意味では繋がるところもあるのかな」と前置きしつつ、2020年に向けて日本で取り組んでいるテロ対策についても紹介。昨年12月から東京の「バスタ新宿」で、国交省がテロ対策の実証実験をしているといい、「防犯カメラで不審人物や不審物の置き去り、不審行動を検知する」「不審人物、不審行動をカメラで自動的に追尾する」、また、東京メトロ・霞ヶ関駅で「ボディースキャナーで危険物をチェックする」などが取り上げられた。
これに対し、元『AERA』(朝日新聞出版)編集長のコメンテーターで『ビジネスインサイダージャパン』統括編集長の浜田敬子氏は、「霞ヶ関は知らない間に私たちが通ってた可能性があるわけですよね。それが嫌ですよね。やってるって分かればいいですけど」と苦言。また、テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏は、「オリンピック対策っていって導入しても、オリンピック終わったから外しますってことはやらないわけですから。手放しでなんでも認めていいか、って問題はある」とコメントした。
また、玉川氏が中国がこのようなテロ対策を既に導入していることを紹介。これに羽鳥アナが「カメラというものが防犯カメラなのか、監視カメラなのか、どっちなのか、っていう……」と口にすると、玉川氏は食い気味に「監視カメラ!」と断言する一幕も。さらに、ロシアではショッピングモールの防犯カメラに人の興奮状態や精神状態が分かるソフトが組み込まれており、識別したらカメラが自動的に警察に通報が行くシステムになっているといい、これに浜田氏は「こんな社会になって幸せなのかな? もちろん防犯大事なんですけど、違う対策も含めてやらないと。すごい監視社会になりますよね」と不快感を吐露。また、玉川氏は「防犯目的なんですよね。間違いなく、表向きは。ただ、『警察国家』っていう言葉があって、警察が権力を持って国民を監視する社会って意味なんですよ?」と話していた。
しかし、これについて視聴者からは、「登戸のあの事件の翌日になんで防犯カメラに反対しようと思うんだろう…」「それで治安が維持されるなら全然いい。防犯カメラに映ると都合が悪いのか?」「一般人なら防犯カメラは防犯カメラ、監視でも何でもないけどね」という批判が噴出している。
多くの人が心を痛めた今回の川崎殺傷事件。防犯カメラには強力な防犯抑止効果があると言われているだけに、今回の『モーニングショー』での発言は多くの視聴者の疑問を呼んだようだ。
『モーニングショー』、防犯カメラを“監視カメラ”と批判? 「あの事件の翌日になぜ…」と物議
2019.05.29 14:00
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