緑に光るサメのミステリーが解明される

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緑に光るサメのミステリーが解明される

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 サメの中には海の青色光を吸収して、それを緑色に変えてしまうものがいる。まるで体が緑色に光っているかのようだ。

 暗闇の中で緑色に光るサメを想像してみると、なんだかとても不気味な印象だが、その原因がわからないのだからなおのこと不気味だ。

 だが、このほど『iScience』(8月8日付)に掲載された論文によって、サメが緑色に光るミステリーの原因が解明されたそうだ。
・生体蛍光と生体発光

 サメが緑色に光る現象を「生体蛍光(biofluorescence)」というのだが、「生体発光(bioluminescence)」とは違う点に注意して欲しい。

 ごく単純にいうと、後者の場合は、生物が自ら光を放っている。しかし前者の場合は、暗闇の中で光るのではなく、光を吸収して、それをより長い波長で放出している。

 論文の著者の一人、米ニューヨーク市立大学のデイブ・グリューバー氏によると、生体発光するサメもいるし、生体発光も生体蛍光もどちらもするサメもいるしで、どうにもややこしい。

 大抵の生体発光性動物は、海の「透光層」よりもさらに深いところで暮らしている。そこにはもはや日光のフォトンは届かない。そのために光を利用するなら、自ら光る必要がある。

 一方、生体蛍光性の動物はもっと浅いところにいる。日光が届くところなので、これを利用することができる。
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