いったいなぜ?無数の人骨が発見された骨の湖「ループクンド湖」新たなるDNA調査で更なる謎が深まる(インド)

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いったいなぜ?無数の人骨が発見された骨の湖「ループクンド湖」新たなるDNA調査で更なる謎が深まる(インド)

Image by Priyanka_Sardana/iStock

 インド、ウッタラーカンド州、ヒマラヤ山脈山中の標高5,029メートルの場所にそれはある。

 地元では「神秘と骨の湖」と呼ばれ、最近では「スケルトン・レイク」とも呼ばれる氷河湖「ループクンド湖」の周辺には傷がついた無数の人骨が散乱しているのだ。

 それらの人骨は19世紀頃のもので、ひどい暴風雨(雹嵐)に遭遇して命を落とした旅人たちのものであると数年前、考古学者グループにより発表された。

 だが、新たに行われたDNA解析により、その真相をさらに迷宮の奥へと押し込める結果となってしまったようだ。
・傷のある無数の人骨が散乱する骨の湖

 ヒマラヤ山中、ナンダ・デヴィー寺院という有名な巡礼地への途上にあるこの湖には、500体もの人骨が眠っていると考えられている。そこいら中に人骨が散乱しているのだ。そして、それらには一つ残らず傷がある。


Roopkund lake Mystery Hindi

 湖に人骨があることは19世紀末にも報告があったが、1942年、森林管理官がこの幽玄なる風景を再発見して以来、数百人もの遺体が遺棄されている理由についてさまざまな憶測がなされてきた。

 曰く、侵攻してきた日本軍である、曰く、戦争から帰還したインド軍である、あるいは曰く、神の怒りに触れた王と踊り子の一団であるなどだ。

 そして数年前、ある考古学者グループによって人骨が詳細に調査され、19世紀頃にひどい暴風雨(雹嵐)に遭遇して命を落とした旅人であると発表された。
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