土地に隠者を住まわせる。18世紀の富裕層の間でブームとなった「庭園隠者」
2019.10.01 20:30
|
カラパイア
Wikimedia Commons/John Bigg
18世紀前後のイギリスでは、土地持ちの貴族や富裕層の間で、奇妙な習慣が流行った。
自宅の庭の装飾品として、ノームの像や鳥の水浴び用水盤といった無機物だけでは飽き足らず、生きている生身の人間を雇って、敷地内に建てた庵のようなものに住まわせるのだ。
雇われた者は、庭の置物のように据え置かれ、主人が来客をもてなすときはいつも、いかにも隠遁者然とした格好をして姿を現わすことを求められた。彼らは「庭園隠者(ガーデン・ハーミット」と言われている。
・庭園隠者の求人募集
庭園隠者は、たいてい契約の一般的条件が明記される新聞広告を通して募集された。条件は、たいていは7年契約で、雇い主の邸宅がある敷地の庭に作られた狭い小屋や洞窟の中で質素に暮らすことが求められる。
髪を洗う、爪を切る、敷地の境界から外へ出る、使用人と話すことは禁じられる。食べ物、水、衣服、干し草で作った寝床、聖書、読書用メガネなどの基本的な品は与えられる。契約期間の最後に、再び働かなくても十分食べていくことができる数百ポンドの報酬が支払われる。
こうした条件を見ると、土地の所有者である雇い主は放浪者やホームレスからさぞかしありがたがられるに違いないと思うかも知れない。
ピックアップ PR
ランキング
総合
カルチャー
1
『豊臣兄弟!』吉岡秀隆演じる千利休にとって茶室こそ戦場…美学が凝縮された「侘び茶」の世界とは
Japaaan
2
「お手伝いしましょうか」 駅へ向かう私と夫に声をかけてきた中年女性。彼女は夫の肩を全身で...(兵庫県・50代女性)
Jタウンネット
3
【無印良品】全国のおいしさが大集結!食べ比べしたくなる新作「ご当地不揃いバウム」3選
東京バーゲンマニア
4
【豊臣兄弟!】殿を死なせない!鬼の元親を降伏に導いた谷忠澄(堀部圭亮)、史実は「切腹覚悟」の進言だった
Japaaan
5
【豊臣兄弟!】迫る最期…蜂須賀正勝(高橋努)の没後なんと幕末・明治まで繋いだ“蜂須賀一族”を一挙紹介
Japaaan
6
『うたごえはミルフィーユ』の聖地・町田でコラボイベント 10か所で特別なオーディオドラマ聞ける
Jタウンネット
7
行列ができる食パンに限定スイーツ...「自由が丘ミューズスクエア」の注目カフェ3選
東京バーゲンマニア
8
「こんなに柔らかいんだ」「アザラシはゲル」 しながわ水族館で目撃された〝衝撃的寝相〟に5.2万人驚がく
Jタウンネット
9
【和歌山県】熊野信仰の中心地、熊野那智大社・那智山青岸渡寺・那智の滝を訪ねて
GOTRIP!
10
級友が手にしていた「凄いもの」に「俺たちも探しに行こうぜ」 現地に着いたら場所が分からず絶望的に(神奈川県・60代男性)
Jタウンネット