マーティン・スコセッシが映画監督志望の若者にすすめた日本映画7本

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2012年、巨匠マーティン・スコセッシ監督が、映画監督志望の若者に向けて39本の映画をすすめたことが報じられました。これは、ピクサー・アニメーション・スタジオに所属するクリエーターのコリン・レヴィさんが自らのブログで明かしたもの。
2006年に短編映画のコンテストに入賞した際にスコセッシ監督と出会い、映画制作のアドバイスを求めたところ、後日監督から39本のおすすめの映画リストやDVDや本が送られてきたのだそうです。

リストは全てアメリカ国外の映画で、そのうち7本が日本映画でした。今回は、そこでスコセッシ監督がピックアップした日本映画を紹介します!
映画監督や映像業界に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

『東京物語』(1953年)

広島県・尾道に暮らす周吉と妻のとみは、ある日東京に住む子供たちの元を訪れます。しかし子供たちは仕事が忙しく、両親の相手ができません。そんな中、戦死した次男の妻の紀子だけが、周吉ととみを連れて東京を案内することに。二人は紀子に感謝をして尾道に帰りますが、数日後にとみが危篤に陥り……。

小津安二郎監督の代表作の一つで、かつて仲の良かった家族の関係が、年を重ねることで希薄になっていくさまを淡々と描いています。小津作品ならではの固定カメラが多用されていることや、ストーリーのシンプルさに物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、家族のつながりについて考えさせられる作品です。
特に大学進学で地元を離れている人に見てもらいたい一本です。

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