平成31年10月から始まった増税ですが、問題とされている軽減税率の中で、とりわけ押さえておきたいことは、「役務の提供」と「譲渡」を明確に区分しなければならない、ということです。あくまでも、軽減税率の対象になるのは飲食料品の「譲渡」であり、「役務の提供」ではないからです。
■具体例1~自販機手数料~
この典型例が自販機手数料です。自動販売機を通じて飲料を購入すると、それは飲食料品の譲渡ですから軽減税率の対象になります。一方で、自動販売機を設置している企業が飲料メーカーなどから収受する自販機の手数料は、飲料の譲渡ではなく、設置させるというサービスの対価ですので、標準税率となります。
■具体例2~飲食料品のOEM~
次に、よくある例でもありますが、弁当などをOEMで製造する業者については、その売上を精査して判断しなければならないとされています。製造した弁当について、弁当として注文者に引き渡すのか、それとも注文者はあくまでも製造先に弁当を作る加工というサービスを依頼しているのかで取扱いが変わります。前者は飲食料品の「譲渡」ですから軽減税率となり、後者は加工という「役務の提供」ですから。標準税率となります。
両者の判断基準としては、個別に契約などを判断するより他にありませんが、一つの根拠としては、材料を有償で製造業者に引き渡したり、製造業者が独自に調達したりしているか、それとも材料はあくまでも供給先が所有したまま、加工だけを依頼しているのか、この材料の所有権の有無があると言われています。
■具体例3~食材業者からのリベート~
次に、よくある例でもありますが、弁当などをOEMで製造する業者については、その売上を精査して判断しなければならないとされています。製造した弁当について、弁当として注文者に引き渡すのか、それとも注文者はあくまでも製造先に弁当を作る加工というサービスを依頼しているのかで取扱いが変わります。前者は飲食料品の「譲渡」ですから軽減税率となり、後者は加工という「役務の提供」ですから。標準税率となります。
自販機手数料、飲食料品のOEM、食材業者からのリベートはそれぞれ軽減税率の対象?
2019.12.03 19:00
|
相談LINE
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
医療現場の「見えない負担」を減らすには──人手不足の地域医療でAIが果たす役割
TREND NEWS CASTER
2
若者の「梅離れ」に挑む異業種出身社長の逆転発想――規格外梅は資源になるか?産地が直面する「価値再編」
TREND NEWS CASTER
3
工場の外へ広がる「自動化フロンティア」――滋賀の中堅FA企業が挑む”another FA”は普及するか
TREND NEWS CASTER
4
なぜ鼠径ヘルニア手術は「入院」が主流なのか――日帰り年500件超のクリニックの試み
TREND NEWS CASTER
5
地方医療は「治す」だけで維持できるのか、「点」から「面」への分かれ道
TREND NEWS CASTER
6
鎌倉大仏の背中に空いてる〝穴〟の正体 「背部スラスター」との珍説に3.5万人破顔も...真相は?高徳院に聞く
Jタウンネット
7
〝ちいさな夏〟が閉じ込められた風鈴が、ずらり 京都・正寿院の「風鈴まつり」の清涼感がたまらない【6/1~9/30】
Jタウンネット
8
老舗そば店は地域に何を”残す”のか――茨城・常総、66年続く食堂が抱える宿題
TREND NEWS CASTER
9
ハードからソフトへ移行する運送業界 老舗70年企業が進める事業再定義と同族外からの代表交代
TREND NEWS CASTER
10
大好物を見たワンコさん、キラキラお目めで〝喜びの舞〟 可愛すぎる反応に5.4万人もん絶
Jタウンネット