近隣トラブルは重大事件に発展しやすい。「冷戦」ならまだいいのだが、中には舌戦から喧嘩へと発展し、殺人事件になることも少なくない。特にゴミ出しのルールについては揉めやすく、様々なトラブルが発生する。
中でも2017年に発生した事件は、世間を驚かせた。舞台となったのは兵庫県西宮市。同年、61歳女性の自宅周辺で「嘘つきババア」などと大声で叫んでいた当時無職の女(86)が兵庫県迷惑防止条例違反で逮捕された。
警察が取り調べたところによると、被害女性は7年前に自治会の役員をしていた。その際、ゴミの集積場を逮捕された女の自宅前に決定。それに腹を立てた女は7年前から嫌がらせを開始。61歳女性の自宅前で「謝れ」「嘘つきババア」などと大声で叫ぶようになった。
7年間耐え忍んできたと思われる女性は、2017年ついに警察に通報。結果、兵庫県迷惑条例防止法違反で逮捕されることになった。86歳の女性がゴミの集積場を巡り7年間も他人を恨み、嫌がらせするとは驚きだ。
この事件が報じられると、ネットユーザーから「恐ろしい」「嫌がらせをするくらいならどうして話し合いの機会を持たなかったのか」と怒りの声が上がる。一方で、「勝手に承諾もなく目の前をゴミの集積場にされては怒る気持ちもわかる」「加害者の行動は許せないが、家付近をゴミ集積場にされるのは納得がいかないし、被害女性も考え直すべきだったのは?」と加害者の女への同情の声も少なくなかった。
ゴミの集積場について、自治会や町内会に入っていないと出せないというような場所もあるほか、この事件のように「話し合い」と称しながら納得行かない形で、立場の弱い人間が家の目の前にゴミの集積場を設置されてしまうことがある。非常に納得の行かないシステムだが、地方などではまだまだこの慣習が残っていると言われる。
大声で叫ぶ行為は許せないが、同情の余地もある事件だった。
61歳女性に大声で「嘘つきババア」と叫んだ86歳女を逮捕 その動機には同情も【キレる高齢者事件簿】
2019.12.04 06:30
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