これまでのあらすじ 戦場で生まれた絆!奥州征伐で抜け駆けした鎌倉武士の縁談エピソード【上】
時は平安末期の文治五1189年、源頼朝(よりとも)公が奥州の藤原泰衡(ふじわらの やすひら。奥州藤原氏)を征伐するべく兵を挙げました(奥州征伐)。
8月9日の夜、手柄を求めて抜け駆けした三浦平六義村(みうらの へいろくよしむら)たち七人の中に、工藤小次郎行光(くどうの こじろうゆきみつ)と藤澤次郎清近(ふじさわの じろうきよちか)も加わっており、いよいよ敵陣に殴り込みます。
大乱戦の中、敵の大将・伴藤八(ともの とうはち)に弟分として可愛がっていた狩野五郎親光(かのうの ごろうちかみつ)を殺された行光は、怒り狂って藤八を討ち取ると敵陣はより一層の大混乱に。
「まずはこれくらいで良かろう」と義村が引き上げを号令、とりあえず行光も敵陣から脱出したのでした……。