友人の息子さんは、懐かしいスポーツカーであるRX-7(FD3S)に乗っています。今まで快調に動いていたのですが、エンジンの圧縮が下がり、調子悪くなり始めたとのことで、今回は出来るだけ新品パーツを取り寄せ、エンジンをオーバーホールすることになりました。今回は、マツダロータリーのエンジンオーバーホール作業を筆者も行いながら解説します!
■今回オーバーホールするRX-7の年式など引用:筆者撮影画像
・平成8年 マツダRX-7 FD3S 通称3型
・走行距離75000㎞
・公道及びサーキット走行
■エンジン載せかえをする前に、とにかく新品部品を注文!引用:筆者撮影画像
エンジンを降ろして、実際にどのくらいのパーツが使用できるか作業の段取りに入ります。
ところが、エンジンを降ろす際にいろいろな補機類を外すのですが、そのパーツ(特にプラスティックとゴム系)のほとんどが、外すごとに壊れていくという状態でした。
やはり経年劣化が、かなり進んでいる状態でした。とにかく必要なパーツが、必要な数だけあるのかを、エンジンを降ろす前から必要となりました。
知人いわくこの補機類のショートパーツだけで、30万円以上かかったと聞きました。
■エンジンをオーバーホールするために洗浄!引用:筆者撮影画像
フルオーバーホールして、できるだけ新しいパーツを組み付けるので、ロータリーエンジンのパーツも多数注文していきました。こちらも知人いわく50万以上かかっていると、ぼやいていました。
・フロントローターハウジング
・ローターアッシー×2
・センターハウジング
・リアローターハウジング
・クランクシャフト
これ以外に、パッキン類などほぼ全てを注文。今回はボルト類以外エンジン内部パーツは、ほぼ新品でくみ上げる予定です。全てのパーツが届くまで約1カ月かかりました。