マツダ RX-7(FD3S)の13Bエンジンフルオーバーホール! (2/4ページ)

イキなクルマで

実は、パーツが届いて組む前に、各パーツの重量バランス、隙間チェックなどさらに1ヵ月くらいかけてゆっくり作業をしています(すごく重要な作業です)。

■多くの新品パーツで13Bエンジンを組んでいく!

引用:筆者撮影画像

ロータリーエンジンは、順番に慎重にくみ上げていくことで、そんなに時間はかからず完成してくれます。

ただ要所要所で注意していかないとならない部分があるので、エンジンを組む際の注意点も記載していきます。

フロントサイドハウジング関連を、エンジン固定台にセットします。

シールが2種類(黄矢印と赤矢印)あるのですが、非常に細くてねじれやすいパーツです。また外れやすいものになっています。

このシールをはめ込む前に、固形のワセリンを溝に入れて密着しやすくしておきます。ワセリンは、エンジン始動後蒸発しやすい原料なので、非常に重宝します。

引用:筆者撮影画像

フロントのローターハウジングを取り付け、皆さんも見たことがあるかもしれませんが、ローター(通称おむすび)をセットします。アペックスシールも取り付けます。必要部分に、エンジンオイルを塗布していきます。

この時点で、車の重要部品であるクランクシャフトを挿入します。

引用:筆者撮影画像

センターハウジングには、先ほどの黄矢印と赤矢印のシールが上下に使用されています。外れたりねじれたりを防ぐのにワセリンが効果的です。

またクランクシャフトをそのままの状態では、センター(インタメディエイト)ハウジングはきちんと入りませんので、クランクシャフトをしたから持ち上げてクリアランスを取って、センターハウジングをはめ込みます。

引用:筆者撮影画像

リアハウジング、ローターをはめて、ショートパーツをはめて、リアサイドハウジングをはめ込みます。

ボルトに番号をつけていますが、規定トルク(3kgf)で番号順に締め付けていきます。結構緊張します。

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