マイナビウーマン編集部のスタッフAさんから依頼がありました。
『聞く』の正しい敬語表現について書いてください。
「え、『聞く』に限定した敬語ですか??」と戸惑う私に彼女は続けました。
『聞く』『尊敬語』『謙譲語』という3つの言葉がよく検索されているんです。 学校では敬語を丁寧語・尊敬語・謙譲語の3つをワンセットで教えられたものですが、丁寧語を抜かして、その代わりに『聞く』ですか……。 新社会人になって苦労するのはまず敬語です。『です』『ます』の『丁寧語』なら問題ありませんが、『尊敬語』と『謙譲語』の違いを理解したうえで使いこなすのは至難の業です。確かに、敬語問題とは、尊敬語と謙譲語の問題とおっしゃる人もいるほどです。
それに、ビジネスでは『話すより聞くほうがずっと大事』と言われています。上司や顧客など目上の人と接するときに多く使う言葉(動詞)は『聞く』なのです。
確かに学生時代なら、友達に「ちょっと聞きたいんだけど、聞かせてくれる?」で何の問題もありませんでした。先生にだって「先生、聞いてもいいですか?」で完璧でした。ところが学校を卒業し社会に出るとそういうわけにはいかないようです。
仕事を始めたばかりの新人さんたちの不安を何とか払拭するお手伝いがしたい! そう強く思った私は、若い皆さんに負担を掛けない、ラクラク敬語レッスンを公開する決意をしたのです。
■「聞く」の敬語表現
前置きが長くなりました。5分で分かる「聞く」の敬語表現、尊敬語と謙譲語にちょこっとだけ丁寧語も加えてお話しましょう!
◇「聞く」の丁寧語
丁寧語の果たす、目の前の人に丁寧さを伝える役割は捨てたものではありません。何より簡単なのがありがたいものです。
「聞く」の丁寧語は「聞きます」です。
「B子先輩! 嵐の幻のヒット曲、聞きます?」 「もちろん聞きますよ、どれ?」
「聞く」+「ます」=「聞きます」は、親しい先輩程度ならむっとされることもありません。