社会構造が大きく変わろうとしています。
2040年、今から20年後の日本はどうなっていると思いますか? 少子高齢化が進み、高齢者だらけの国になっていると思いますか?
いいえ、違います。
日本は「水の社会」になります。独身者は水のように生きることが求められるでしょう。
今回は、この先の日本のコミュニティの有り様と、そこで独身者が生きるコツについて考えてみたいと思います。
■超ソロ国家になる日本は「水の社会」になる
20年後の2040年、日本の人口の5割は独身者となります。もちろんこれは未婚者だけではなく、離別や死別によって有配偶者から独身に戻った人たちも含みます。
65歳以上の高齢者人口は約3920万人に増加しますが、独身者人口はそれを超える約4630万人になります。高齢国家どころか、それ以上に独身者の多い「超ソロ国家」に日本はなるのです。※国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計・2018年推計」による。
それだけではありません。全世帯のうち、一人暮らし世帯が4割になります。その一方で、かつて標準世帯と呼ばれた「夫婦と子」世帯は2割にまで減少します。同じ屋根の下に、親子が「群」となって暮らす家族の姿は、もはや風前の灯となりつつあるのです。
そして、これは日本だけの話ではありません。先進諸国の世界的な傾向でもあります。当然ながら、そうした人口や世帯構造の変化によって、社会の構造が抜本的に変わります。
社会学者ジグムント・バウマンは、かつての安定した社会をソリッド社会と呼び、これから訪れるであろう「個人化する社会」をリキッド社会と表現しました。僕はそれを「岩の社会」から「水の社会」になると表現します。
◇「岩の社会」と「水の社会」とは
人々が集まり、岩のような固さと強さによって安心を得ていたのが「岩の社会」です。
「岩の社会」では、確かに不自由な面はありました。