「ファンは売国奴!」中国の“BTSバッシング”を操る共産党メディアの正体

| Asagei Biz
BTS

 10月20日、韓国の人気男性グループ「防弾少年団(BTS)」のミュージック・ビデオ「Dynamite」が、YouTubeにおける再生回数5億回を突破。BTSはこれで通算10本のMVが5億回再生を記録したことになり、さらに、公開直後の同時アクセス数300万人を超え、YouTubeのプレミア視聴記録達成という快挙を成し遂げた。

 ところがその前日の19日、中国ではBTSをめぐり、ある騒動が勃発していた。それが、中国の宅配企業「圓通」「韻達」「中通」の3社による、BTS関連商品の運送中断というものだった。中国在住のジャーナリストが語る。

「3社はいずれも中国の物流会社としては最大手に位置づけられる企業。しかも、韻達が中断した理由を《皆が知っていること》とコメントしたことで、ネット上では《中国の税関も通してくれているのに、横暴だ》《二度と『韻達』を利用しない》とBTSファンが大激怒。一部のファンは、韻達で過去にあった配達員への給料支払い遅延問題を持ち出して『クズ会社』『クソ会社』と批判し、抗議活動も辞さないとヒートアップしているようです」

 ところで、同社が《皆が知っていること》とコメントした配送中断の理由とは何か? それが、10月7日に行われた「ヴァン・フリート賞」受賞式でBTSのリーダー、RMが語ったコメントにあると指摘するのは前出のジャーナリストだ。

「この賞は、米韓友好団体『Korea Society』により、米韓友好の発展に寄与した人物に送られる賞ですが、RMは受賞式で『今年は韓国戦争70周年で、私たちは両国(our two nations)が、共に経験した苦難の歴史と多くの男性や女性の犠牲を記憶しなければならない』と述べた。ところが、この韓国とアメリカを指す“両国”というワードに対し、中国の一部ネットユーザーが『北朝鮮の支援に立ち上がった中国人の犠牲を無視した発言だ』と噛みついたんです。すると、おもに海外のニュースを扱う中国メディア『環球時報』がたびたびこの発言を引用して騒動をあおった。

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