お笑い芸人で裁判ウォッチャーの阿曽山大噴火が記憶に残る裁判を振り返る本企画。昨年から、たびたびニュースで報じられてきたのが賽銭泥棒。深夜、ひと気のない神社に忍び込み、賽銭箱を盗み出す防犯カメラの映像をご記憶の方も多いのではないだろうか。なんとも罰当たりな男が法廷で明かした驚きの“泥棒生活”とは?
2021年は初詣に行かなかった人も多いことでしょう。人が集まると感染リスクが高まるのはわかってるわけで今年は仕方ない話ですよね。にもかかわらず、わざわざ出掛けて「コロナが終息しますように」とお願いしていた人もいたようで…。そんなリスクをおかしてまで、願掛けで投げ入れた賽銭が誰かに盗まれていたらこれほど腹立たしいことはないかもしれません。ということで、賽銭に関する裁判の話を。
被告人は50才の無職の男性。
起訴されたのは、2020年11月に東京都世田谷区内の神社の賽銭箱から被告人が9110円を盗んだという内容。
検察官の冒頭陳述によると、被告人は高校を卒業後、会社員や新聞配達など職を転々として2007年からは無職だったという。実家で親や姉もしくは妹と同居していたとのこと。
そして犯行当日、被告人はハリガネの先端にガムを付けて賽銭箱の中に入れ、くっついてきたお札を盗んでいたそうで…。それを目撃した通行人が交番に報告して、被告人の逮捕につながったというのが事件のあらましです。
法廷には情状証人として、被告人の母親が出廷していました。この証人尋問で衝撃的な事実が発覚したのです。
弁護人「今回息子さんが逮捕されて、10年以上無職だと知って驚いたと?」
母親「はい」
なんと、被告人は2007年からずーっと働いてないことを同居してる母親に言ってなかったみたいです。一緒に住んでてそんなに騙し通せるもんなんですかね。