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電子工学やコンピューター科学技術を駆使して、人の手によって作り出されたAI(人工知能)だが、いずれは半人工的な存在へと姿を変えるかもしれない。
その演算能力に革命を起こすために、人間の脳の幹細胞を利用してしまおうと考える科学者が現れたからだ。
・人間の脳細胞が人工知能の限界を広げる
医療・金融・自動運転車など、さまざまな分野で普及が進むAIだが、特に研究開発が盛んに行われているのは機械学習を通じた製品開発やマーケティングの分野だ。
人工知能によりたくさんの仕事をこなしてもらうためには、その性能アップが重要になるが、現在の電子工学的なやり方ではおのずと限界が生じてしまう。AIの性能アップには、高度な演算能力とそれにともなう膨大な電力が必要になるからだ。
一方、AIの勢いにおされ気味な人間の脳細胞だが、AIにはない長所がある。それは栄養たっぷりの溶液が少量ありさえすれば、高度な演算をきわめて低いエネルギーで易々とやってのけることだ。
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・マイクロチップに人間の幹細胞ネットワークを構築
そこで英アストン大学のグループが中心になって立ち上げた国際的プロジェクト「Neu-ChiP」では、マイクロチップのうえに人間の大脳皮質に似せた幹細胞を構築しようと計画している。
これによってコンピューターの学習能力をアップさせると同時に、消費電力を大幅に削減することができるのだという。
マイクロチップ上の脳細胞にパターンが変化するビームを照射して刺激する。そのときの脳細胞の反応は、新しい情報にさっと対応する人間の脳の可塑性を模倣したものなのだそうだ。