墓を掘って遺体を盗み出す死体盗掘人から墓を守る5つの方法(イギリス)

| カラパイア
墓を掘って遺体を盗み出す死体盗掘人から墓を守る5つの方法(イギリス)

死体盗掘人から遺体を守る方法 / iStock

 18世紀から19世紀のイギリスでは、墓から大切な故人の遺体を盗み出す「死体盗掘人(死体泥棒)」が暗躍していた。当時、解剖用の死体が慢性的に不足しており、死んで日が浅い遺体は解剖学者に高値で売買されていたのだ。

 当時のイギリスは完全な土葬文化で、死後お棺に入れられた遺体はそのままお墓の土に埋葬されていた。法的にも死体は誰の財産でもないことになっていたため、犯罪にはあたらなかったようだ。

 墓地のある教会や遺族側は、ターゲットにされやすい埋葬されたばかりの遺体を守るため、斬新な泥棒除けの方法が次々と登場した。
 棺から遺体を動かせないようにする死体金庫(モートセーフ)を作ったり、泥棒を撃退するために火薬や罠を仕掛けたりと、愛する故人の遺体が解剖台送りにならないための様々な試みが行われた。

 ここでは特に印象的ものをいくつか見ていこう。

・1. 遺体の首に鉄の首輪をつける棺桶カラー



 遺体の首を棺の底に固定するいたってシンプルな作りのもの。遺体の首に鉄の首輪をつけ、それをボルトで木片に留める。棺に遺体を横たわらせて、釘やネジでその木片を棺の底に固定する。

 こうすれば、泥棒が遺体を棺から取り出そうとしても、頭を切り落とさない限り不可能だ。そうした例がなかったわけでもないが、遺体を動かすことができなければ、そのうち泥棒は諦めて、別の墓を狙うというわけだ。

 棺桶カラーの現物は、エジンバラにあるスコットランド国立博物館で見ることができるが、この特殊なカラーは、スコットランドファイフ州キングスケトル教会区で使われていたものだった。
ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー