新選組4人相手に死闘を演じ「ぜんざい屋事件」に散った志士・大利鼎吉が詠んだ辞世の心【後編】

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新選組4人相手に死闘を演じ「ぜんざい屋事件」に散った志士・大利鼎吉が詠んだ辞世の心【後編】

大坂のぜんざい屋に潜伏

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新選組4人相手に死闘を演じ「ぜんざい屋事件」に散った志士・大利鼎吉が詠んだ辞世の心【前編】

さて、尊皇攘夷の志に燃えて故郷・土佐藩を飛び出した大利鼎吉(おおり ていきち)。どうにか新選組との死闘「池田屋事件」をくぐり抜けたものの、討幕計画「禁門の変(蛤御門の変)」に敗れ去って恃みの長州藩はボロボロ、今さら故郷へも帰れません。

「これから一体、どうすれば……」

新選組の捜索を逃れる鼎吉たち(イメージ)。

京都から逃げ出し、大坂に潜伏していた鼎吉は、土佐勤王党時代の同志であった田中光顕(たなか みつあき)、大橋慎三(おおはし しんぞう)、池田応輔(いけだ おうすけ)らと合流。大坂南瓦町のぜんざい屋主人・石蔵屋政右衛門(いしくらや せいゑもん)の元に身を寄せます。

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