自信がなくても、やる。有村架純が「女優」を名乗らない理由

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自信がなくても、やる。有村架純が「女優」を名乗らない理由

取材・文:田島佑香/マイナビウーマン編集部 撮影:洞澤佐智子

エンドロールに流れてきた「有村架純」の名前を見て、私は同い年の彼女を心の底からかっこいいと思った。

それと同時に、どうせ彼女は“あっち側”の人だしなっていう何とも言えない諦めの気持ちがむくむくと湧き上がってくる。

きっと今の自分に何の不満もなくて、自信満々に生きている人なんだろう……。でもそんなイメージは、スクリーンから飛び出してきた彼女によって、意外な方向から壊された。

■全員一致の大抜擢。プレッシャーを原動力に

映画『るろうに剣心 最終章The Final/The Beginning』で、物語の鍵を握る雪代巴(ゆきしろともえ)役を演じた有村架純さん。

シリーズ開始から10年間、物語の根底にあったのは、主人公である緋村剣心の元妻・雪代巴の存在。主演の佐藤健さんをはじめ、長年本作に携わってきたキャストや監督、たくさんのスタッフにとって思い入れの強すぎるこの役は、全員一致で彼女に託されたという。

「当然、自信100%の状態では現場にいられなかったんです。『もっとこうだったかな』とか、ワンシーンワンカット、いろんなことを毎日考えました。

原作ファンの方の顔を何度も思い浮かべましたし、スタッフさんたちの思いを踏みにじりたくないって。プレッシャーもありましたけど、それが原動力につながりました」

スクリーンの中で巴として圧倒的な存在感を放ち、完全無欠のヒロインを堂々と演じ切った有村さん。でも、目の前にいる彼女は、どこか自信なさげに、ゆっくりと丁寧に言葉をつむいだ。

「(佐藤)健さんに言われたんです。『剣心の役作りは巴から始まってる』って。それ聞いた時に私、『とんでもないところに参加してしまった!』と思いました。

でも、一度参加しますと言ったからには、途中でやめますって言いたくないし。責任を持って自分にできることをやり切る、それだけでした」

撮影が始まってからも、毎日自問自答しながら役に向き合ったと言う。

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