「腐ったみかん」と呼ばれた女子高生が医学部合格 夢を叶えた医師が語る「変われた理由」(1)

| 新刊JP
『腐ったみかんが医者になった日』(幻冬舎刊)の著者・河原風子さん

母親との折り合いが悪く、中学生になったころから家に寄りつかず、非行を繰り返すようになった。高校に入るとそれはさらにエスカレートし、警察沙汰になるような事件を起こした。教師からは「腐ったみかん」と呼ばれた。

しかし、社会人になってから一念発起し、子育てをしながら大学受験。見事医学部に合格し、今は小児科医として人の命を救っている。

ドラマのような話だが、実話である。『腐ったみかんが医者になった日』(幻冬舎刊)は医師・河原風子さんによる半生記だ。普通なら隠したいと思うトラブルや確執をあえてさらけだすことで、彼女が伝えたかったことは何だったのか?

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■変わろうとしても大人に邪魔された

――『腐ったみかんが医者になった日』からは、風子先生の半生を通して「人間は変われる」「何歳になっても挑戦できる」という強いメッセージが読み取れます。今回の本をどんな人に向けて書かれましたか?

風子:中学生、高校生など、思春期の子どもたちです。私自身も経験があるのですが、家庭に居場所がなかったり、生きづらさを感じている子たちほど、ささいなことで心が折れたり、道を踏み外してしまったりしやすいんです。

逆に、何をやっても一番吸収する時期、伸びる時期でもあると思います。この時期の子たちに、自分の経験を伝えることで何か役に立てればいいなという思いです。

また、この年頃の子どもに手を焼いている親御さんにも読んでいただけたらいいなと思っています。思春期に親と折り合いが悪かった私の経験が、今の親御さんのヒントになってくれたらうれしいです。

――その思春期の経験としてかなりショッキングなエピソードも入っていたのですが、全部実話なのでしょうか?

風子:そうですね。全部実話です。

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