まさか八百長?平安時代、源頼政が退治した怪物・鵺(ぬえ)の正体とは

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まさか八百長?平安時代、源頼政が退治した怪物・鵺(ぬえ)の正体とは

猿の顔に狸の胴体、手足は虎で尻尾は蛇……中世日本のモンスター・(ぬえ。鵼、恠鳥、奴延鳥など)。

平家物語』や『源平盛衰記』など様々な文献に登場し、夜な夜な不気味な声(※)で啼いては人々を脅かしたと言います。

鵺。あまり鳥には見えないけど……Wikipediaより。

そんな鵺の正体はトラツグミと考えられており、夜間「ヒィー、ヒィー」「ヒョー、ヒョー」などと啼く様子は、確かに薄気味悪いですね。

今回は、この鵺を退治した源頼政(みなもとの よりまさ)にまつわるエピソードを紹介したいと思います。

清涼殿に怪鳥あらわる

時は平安、第76代・近衛天皇の御代、仁平(西暦1151~1154年)ごろのこと。天皇陛下のお住まいである清涼殿(せいりょうでん)に、突如黒煙が湧き起こって鵺が出現。何か笑っているような、あるいは苦しみ喘いでいるような啼き声が辺りに響きわたります。

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