睡眠不足が、精神および肉体に悪影響を及ぼすことはわかっているが、どの程度の睡眠でどれくらいの影響が起きるのだろうか?
『Annals of Behavioral Medicine』(7月5日付)に掲載された新たな研究によれば、たった1晩、6時間より短い時間しか寝なかっただけでも心身に悪影響が出るのだという。
そのまま6時間未満の睡眠を続けていると、3日目にピークを迎え繰り返される睡眠不足に慣れてくるように感じるという。だが6日目に状況は一変。心身のいたるところにガタがくるという。
・たった1日の睡眠不足でも悪影響
ちなみに平均的な大人が健康を維持するためには、一般的な人の場合は、最低6時間は眠る必要があるとされている(一部特殊なケースもあり)
それよりも睡眠時間が短くなるとどうなるのか?
これを調べるために、アメリカ・サウスフロリダ大学のイ・スミ博士は、被験者に1晩の睡眠が6時間未満という寝不足気味の生活を8日間続けてもらい、そのときの変化を日記に記録するという実験を行った。
その結果、たった1日寝不足だっただけで、心身に悪影響が生じることがわかった。たとえば、怒りっぽさ、イライラ、孤独や不安といった心の不調や、あるいは呼吸器系・胃腸のトラブルや体の痛みといった体の不調が日記に記されていた。