全国に広がった前方後円墳は突如として消滅し、陵墓は小型化して新たな形の古墳が造られるようになる。その秘密を探ると‥‥。
消滅の原因のひとつに、大化の改新の一環として大化2(646)年に発布された「薄葬令」が影響しているのではないかと、河合氏は推察している。
「庶民の負担を減らすため埋葬を質素にする命令ですが、中央集権が進み、権力の象徴としての古墳の意味がなくなっていったことに加え、仏教が入ってきたことで、火葬などが普及してきたことも陵墓が小さくなっていった理由ではないか」
古墳時代の巨大古墳は、圧倒的に前方後円墳だが、それ以後には、様々な形の古墳が誕生してくる。
古墳の形の変化を、先の河野氏は、次のように語る。