「いけないこと」という共通認識はあっても、昔から今まで「不倫」は決してなくならないし、これからもおそらくなくなることはないだろう。
人はなぜ将来がない恋にハマってしまうのか?
『さよならジュード』(SAKURA著、幻冬舎刊)はそんな問いについて考えるヒントになるかもしれない。ここで描かれているのは、5年にもわたる不倫の一部始終である。
シングルマザーである主人公の「私」と不倫相手であったイギリス人国際弁護士の「ジュード」はどのように不倫の「沼」に落ちていったのか。著者のSAKURAさんにお話をうかがった。
■愛人だからこそ伝えられること――『さよならジュード』は良いところもつらいところも含めて不倫の恋愛のすべてを見せてくれる作品です。あまりにリアルで生々しかったのですが、これは本当に創作なのでしょうか?
SAKURA:いえ、実は実体験なんです。
――多少は創作が混じっていたりもするんですか?
SAKURA:それが創作の部分はなくて、全部実話です。既婚者の男性とお付き合いしていたのですが、その当時のメッセージのやりとりを本にしたようなものなので。
――LINEでのやり取りなども細かく書かれていますものね。
SAKURA:履歴を残していたから書けたというのはあります。膨大すぎてまとめるのが大変でした。
――Instagramのアカウントでも当時経験された不倫について書いていますね。どんな反応が来ますか?
SAKURA:見てくださっている方はほとんど女性なのですが、当時の私と同じように既婚者と不倫していて悩んでいる人とか、復讐を考えている人もいます。相談してくださったりもします。
――この本の内容が実話だとすると、不倫の深みの深みまで行っている印象ですから頼りになりそうです。