地味な存在で、あまり歴史的評価が高くない武家政権の二代目たち。しかし、鎌倉幕府・足利幕府・江戸幕府と二代目がしっかりと受け継いだ政権はどれも長く、安定した政体を維持しました。
【後編】では、鎌倉・足利・江戸幕府の二代目である北条義時(鎌倉幕府二代執権)、足利義詮(足利幕府二代将軍)、徳川秀忠(江戸幕府二代将軍)の優れた資質について、ご紹介しましょう。
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地味だけれども優れた二代目。北条義時・足利義詮・徳川秀忠の資質とは? 【前編】 鎌倉幕府の政権を盤石にした二代目・北条義時鎌倉幕府二代執権・北条義時。関東の地方政権だった鎌倉幕府を全国的政権に躍進させた。(写真:Wikipedia)
源頼朝を補佐し、鎌倉幕府の成立を導いた初代執権・北条時政の跡を継いで、二代執権となったのが時政の子・北条義時でした。