男女の戦いは子宮の中で始まっていた。父と母の遺伝子が栄養をめぐって争っていることが判明

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男女の戦いは子宮の中で始まっていた。父と母の遺伝子が栄養をめぐって争っていることが判明

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 いつの時代になっても人間同士の対立が絶えることはない。それが宿命とでもいうのだろうか?すでに子宮の中にいるときから、男女の戦いが始まっているという。

 英ケンブリッジ大学の研究グループがマウスの胎児が成長する様子を調べてみたところ、母由来の遺伝子と父由来の遺伝子が、しれつな栄養の争奪戦を繰り広げていることが明らかになった。

 この発見により、子宮内であまり成長できない赤ちゃんがいる理由も説明できるかもしれないという。

・子宮内の胎児はどのように栄養を取るのか?
 お腹の中の胎児は、自分と母親両方の細胞が混ざった「胎盤の血管」を通じて、母体から栄養をもらっている。

 大きくなるにつれ、たくさんの栄養を必要とする。だから成長したら、「へその緒(臍帯)」から母親にサインを送って、栄養が欲しいとせがむ。

 おねだりされた母体は、我が子にもっと栄養を与えられるよう胎盤の血管を広げ、さらに細胞も変化させる。

 たとえば人間の場合、胎盤の血管は妊娠中期から後期にかけて一気に拡大し、出産間近になれば総延長320キロにまで広がるという。

 ところが中には発育の悪い胎児もいる。そうした赤ちゃんでは、胎盤の血管の発育も悪いことがしばしばだ。胎盤の血管の大きさが、それだけ重要であるということだ。
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