日本の政治家もテロ・暗殺の危険と隣り合わせ!?いま紐解く暗黒の近代史【戦後編】

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日本の政治家もテロ・暗殺の危険と隣り合わせ!?いま紐解く暗黒の近代史【戦後編】

日本の政治家の「テロ・暗殺史」の戦後編となります。

前編の記事はこちら

日本の政治家もテロ・暗殺の危険と隣り合わせ!?いま紐解く暗黒の近代史【戦前編】

安保闘争から「SP」の発足まで

1960(昭和35)年7月14日、当時の岸信介首相が、自民党の池田勇人新総裁就任祝賀会場から出てきたところを暴漢に襲われ、太ももを刺される重傷を負っています。

岸信介(Wikipediaより)

また同年の10月12日には、社会党の浅沼稲次郎委員長が日比谷公会堂で右翼の男によって刺殺されました。

その後、安保改定に伴ってデモ隊が首相官邸を取り巻いた際も、その中で岸信介首相は佐藤栄作とともに時が来るのを待ち、「死」を覚悟していたともいいます。まだまだ、政治家は「暗殺」の恐怖と背中合わせでした。

こうした日本の精神状況を大きく変えたのが、池田勇人首相と彼によって導かれた高度経済成長です。

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