俺がこの前出版した著書『マイ・ウェイ』は“遺書”なんです。自伝ではない。この本で書いている通り、東京ダイナマイトは嘘を言いふらされたり、活動を妨害されるような目に遭ってきていて。それについて俺と相方の松田大輔は、ずっと黙ってきたけど、新型コロナへの感染も含めて、俺は何度も死を意識する経験をして「このまま死んだら誤解されてること、間違って伝わったことが訂正されないな」と思って、その事実をまとめたという意味でも“遺書”なんです。
これまで、人との関係がこじれてしまったことはあるけど、それでも人との出会いに恵まれてきたと思ってます。15歳で岡山から単身上京して、誰も知り合いがいない中で、定時制高校や音楽やお笑いのライブに通って、そして芸人になったことで、いろんな人に出会うことができて、自分が形成されました。