東京ダイナマイト・ハチミツ二郎インタビュー「悔しいなんて感じない。それで業界が活性化すればいい」お笑いの未来を思う【人間力】 (3/4ページ)

日刊大衆

だけど、そんなことをやるのは業界を潰すことと一緒だって、俯瞰して考えれば分かること。だから、サンドウィッチマンの伊達ちゃんには俺が持ってるノウハウは全部教えたし、結果、そこで月収で追い抜かれようが、悔しいなんて感じない。それで業界が活性化すればいいから。

■プロレスラーにたとえたら、カール・ゴッチになってしまった

 俺たち東京ダイナマイトを俯瞰して見ると、プロレスラーにたとえたら、大スターのハルクホーガンになるつもりが、道場で若手と技を磨くカール・ゴッチになってしまった感じかなと思うんです。プロとして同業者に舐められたくないからこそ、「何がなんでも楽しませる」という姿勢になれなくて、ひたすら自分たちの面白さを追求してしまった。

 ビジネスとしてはショーマンシップにあふれたホーガンを目指さないといけないのは分かっているけど、バカだから強さを追求して、薄暗い道場で若手に関節技を教えるゴッチになってしまった。もうちょっと割り切ってたら、ランディ・サベージぐらいにはなれてたと思うけど(笑)。でも、テレビにはなかなか出ないけど、今は劇場で大トリを務めることができているから、この道は間違ってなかったって思っています。

 M‐1で決勝まで進んで、ゴールデンで漫才ができて、子どもの頃から憧れてたNGKの舞台で単独ライブをやって、大仁田厚さんと電流爆破マッチをやって……と、夢だと思ってたことを40代半ばで全部かなえることができたから、正直、今は余生だと思ってるんですよ。俺に残された時間は3年、長くて10年あればいいほうだと思ってます。俺をかわいがってくれた先輩が何人も早逝しているし、特に前田健さんは、ウチで俺の作った鍋を食って「また来るわ」と言っていたその何か月後かに旅立たれた。だから余計に「自分の人生が長いなんて思ってちゃダメだな」と思ってしまうんです。

 俺は一生芸人だから、どんなことがあっても、ネタは続けていく。

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