戦国時代、徳川家康(とくがわ いえやす)の天下獲りを支えた家臣団の中から、特に知勇のすぐれた徳川十六神将。
今回はその中から、大久保忠佐(おおくぼ ただすけ)を紹介。NHK大河ドラマ「どうする家康」で小手伸也が演じている大久保忠世(ただよ)の弟です。
「徳川二十将図」より、大久保七郎右衛門(忠世)と大久保次右衛門(忠佐)
劇中では尺の都合により割愛されてしまうかも知れませんが、忠佐も兄に劣らぬ豪傑でした。
生涯無傷の強運で家康を救った「長篠のヒゲ」大久保忠佐は天文6年(1537年)、松平氏三代(清康・広忠・家康)に仕えた大久保忠員(ただかず)の次男として誕生します。
弘治元年(1555年)の蟹江城攻めで初陣を果たして以来、大きなもので十数度を超える合戦で武功を立てますが、生涯にわたりかすり傷一つ負わなかった強運の持ち主です。
その強運ゆえか、後世「家康の三大危機」と呼ばれた窮地(三河一向一揆、三方ヶ原の合戦、神君伊賀越え)には必ず居合わせ、家康を救っています。