「おぐらが斬る!」殺人事件の半数以上が家族!? 家庭という無法地帯

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本来、家庭というのは人間にとって、もっとも安心できて安全である場所のはずだ。しかし安心安全な家庭ばかりではない。

内閣府の調査によると、成人女性の3人に1人がDV(家庭内暴力)の被害を体験しており、20人に1人は、殺されそうな目にあっているという。

「20人に1人は、殺されそうな目にあっている」ということは20人に1人が、もし家庭以外の場所であれば、傷害罪や殺人未遂罪のような凶悪犯罪に巻き込まれているはずなのに、家庭という密室ゆえにほとんどが表ざたになっていないということなのだ。

ちなみに家庭内暴力全体を見れば、被害者が女性、つまり妻や母であるとは限らない。夫や子供を殴る妻や母親もいる。中にはただの暴力におさまらず殺人にいたることもある。

日本で起こっている殺人事件のうち約2割が夫婦間で起こっているという。
そういうと、圧倒的に夫が妻を殺していると思いがちだが、2019年の『男女共同参画白書令和2年版』によると被害者が妻の場合53.8%に対して、被害者が夫の場合46.2%となっている。DVの加害者が男性とは限らないのだ。
2020年の調査によると1度でもDVを受けたことがある者の割合は、女性25.9%、男性18.4%であった。

日本の殺人事件でもっとも多いのが親による子殺しで、殺人事件全体の約3割もある。
前述した夫婦間殺人が約2割であったので、夫婦・親による子殺しだけで全殺人の約5割になる。
ここに子による親殺しや、兄弟姉妹、親戚などの同居人などを含めると、日本全体の殺人は家庭内で半数以上が起こっていることになる。

親による子殺しの中には『親子心中』という日本独特の殺人がある。これは自殺したい親が、残す子供を不憫に思って行うものだが、この殺人を家庭内暴力の一種であると思っている人は少ないかもしれない。
親という殺人者が、未来ある子供の将来を絶つという究極の凶悪犯罪であるにもかからわらずだ。

そこには、日本にある心中を美化する風潮と、子供は親の所有物であるという無意識の感覚があるのかもしれない。そこには子供にも一個人の人権があるということが、すっぱりと忘れさられている。

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