「セックス」と人前で言えない日本と、親の言いつけで進路を決めるモンゴル。映画『セールスガールの考現学』

| マイナビウーマン
「セックス」と人前で言えない日本と、親の言いつけで進路を決めるモンゴル。映画『セールスガールの考現学』

真面目なのって、悪いことじゃない。でも……。例えば、身の回りにいる奔放に生きる友人や、自由に働くインフルエンサーを見て、“モヤモヤ”と“羨ましい気持ち”、どちらも感じることはないだろうか?

両親の言いつけを守って門限通りに帰るのも、家族の中で性の問題に触れなかったことも、今思えば別にそれでよかったと思う。けれど、社会人になってからは「自分の本当の気持ちが分からない」と感じたり、やりたいことはあっても、行動できない自分に嫌気が刺したりする時もある。

これは、そんなモヤモヤを抱える人に見て欲しい映画。主人公のサロールも、あの頃と私と同じくらい……もしかしたらもっと「地味だし、堅実で真面目」な女の子。そんな彼女の人生を変えたのは、ひょんなことから手伝うことになったアダルトショップで出会うお客たちと、人生経験豊富な女性オーナー・カティアとの交流だ。

■垢抜けず、親のいいなり。どこか日本と似ているモンゴル

映画『セールスガールの考現学』の舞台は、モンゴル。その地に興味を持ったことは正直なくて「遊牧民が住む国」という印象しかなかった。でも、フィルムに映るモンゴルの景色は思った以上に近代的な都会で、主人公のサロールはモンゴルの首都に家族と住む学生。

モンゴルではまだ、親の意向で大学の専攻を決める若者が少なくないという。でも、自分だって本当に「やりたいこと」のために専攻を選んだかと聞かれれば、そうだったかな……と考えさせられる。あの頃“本当に自分に向いていること”が何かなんて分からなかったし、親や先生に勧められて進路を決めた部分もあった気がする。

もう20歳を超えているサロールだけど、その外見は垢抜けない。ただ、一見中学生にも見えてしまいそうな彼女には、仲の良い男友達がいる。その彼も、モンゴルの狭い世界で育ってきたので、夢はあるけど、その叶え方は分からない。年頃の二人は、セックスだって未経験だ。

自分の意思にも性徴にも自覚のないサロールだけど、ひょんな理由から街の「セックスショップ」……つまり、アダルトショップで働き始める

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