太閤、くたばる。
仮にも天下人に対してこの表現はいかがなものか……そう思っていましたが、豊臣秀吉(ムロツヨシ)自身の自嘲と思えば、受ける印象もいささか違ったものになります(それでも公共放送的にはいかがなものかとは思いますが……)。
露と落ち 露と消えにし 我が身かな
浪速のことは 夢のまた夢【意訳】垂れ落ちる露のように、わしの命も消えてゆく。大坂に象徴される我が栄華など、しょせん夢のようなものよ……
※秀吉の辞世
戦国乱世を全力で駆け抜け、62歳で世を去った秀吉。あれほど欲しがり、我が手につかみとった何もかもが、しょせんは夢のようなものに過ぎなかった……実に儚いですね。
しかし現実世界では第二次朝鮮出兵(慶長の役)真っ最中。遺された「我らが神の君」徳川家康(松本潤)たちは、この後始末をつけねばなりません。
また秀吉の最期を看取った茶々(北川景子)も我が子・豊臣秀頼の母として天下獲り(乗っ取り?)の野心をあらわにしました。
亡き母・お市(北川景子)の遺志を継いで、次週からどうなるのでしょうか。
……という訳でNHK大河ドラマ「どうする家康」第39回放送「太閤、くたばる」今週も気になるトピックを振り返っていきましょう!
まさかのセリフ死!?秀次事件について秀吉が関白職を譲った甥の豊臣秀次。