「先入観を持たないコミュニケーション」が大切。カシオ計算機でG-SHOCK初号機の立体商標登録を実現した女性のキャリア

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「先入観を持たないコミュニケーション」が大切。カシオ計算機でG-SHOCK初号機の立体商標登録を実現した女性のキャリア

取材・文:ミクニシオリ 撮影:渡会春加 編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部

社会人歴が長くなってくると、今までの経験則でミスを防げるようになり、仕事のスピードがアップします。その反面、時に経験が偏見となり、うがった目線で物事を見誤ってしまうこともあります。

「知的財産にも、人とのコミュニケーションにも、正解はない」。そう教えてくれたのは、カシオ計算機株式会社の開発本部 知的財産統轄部長 兼 知財渉外部長、松村聖子(まつむらさとこ)さん。

知的財産とは、人間の創造活動によって生み出されたアイデアや創作物、情報など価値のあるものを指し、知的財産権とは、特許権や実用新案権、意匠権、著作権、商標権など、技術的なアイデアやデザインを保護するものです。

“権利”という、形のない財産に向き合ってきた松村さんが教えてくれたのは、チーム全体が無理なく支え合うチームを作り上げる優しいリーダーが実践してきた、納得感のある人生の過ごし方でした。

松村聖子さん

大学卒業後、ヨーロッパの旅行関係の会社に入社。3年間勤務した後、特許事務所に転職。約2年後の2005年7月にカシオ計算機株式会社入社。入社後は法務・知的財産統轄部に所属し、特許の係争・訴訟、ライセンス交渉等を担当。2015年4月よりコーポレートコミュニケーション統轄部広報部に異動し、主に海外広報を担当した。2018年6月に知財渉外室へ室長として戻り、2020年6月~知財渉外部部長を経て、2025年4月より現職。知財と広報両方の経験を生かし、G-SHOCK40周年に向けてG-SHOCK初号機の立体商標登録を目指すプロジェクトを発足。2023年6月、日本で初めてロゴや名前がない腕時計の形状そのもので商標登録される。

■サポート役が得意だった学生時代。氷河期時代の就職は「好き」が軸に

Q.1 幼少期はどんな性格でしたか?

一人っ子だったこともあり、小さい頃からマイペースでのんびりした子どもだったようです。よく寝てよく育つといった具合で、両親にはとても育てやすかったと言われました。

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