京都の三条大橋を渡ったことがある人なら、橋のたもとにひとつの銅像を見たことがありますよね?皇居の方角に深く頭を下げる姿から「土下座像」と呼ばれています。
待ち合わせ場所としても知られていますが、あれは高山彦九郎(1747年〈延享4年〉–1793年〈寛政5年〉)という人物の像です。
江戸時代後期の尊皇思想家で、「寛政の三奇人」のひとり。
奇こそ我らの誉!江戸時代、尊王論と海防論の先駆者となった「寛政の三奇人」を紹介
彼は生涯の大半を旅に費やし、各地で出会った人びとや出来事を日記に残しました。その記録は幕末の志士たちにも読まれ、大きな影響を与えました。
ここではまず、彦九郎がどう志を抱き、どのように旅を重ねたのかを見ていきましょう。