葬儀は故人のそれまでの人生が垣間見れるのかもしれません

| 心に残る家族葬
葬儀は故人のそれまでの人生が垣間見れるのかもしれません

近所で葬儀がありました。亡くなられたのは、近所のおばあさんです。90歳を超えての大往生でした。お通夜の晩は、近所の小さなお寺でした。ところが、行ってみたら道路まで溢れるくらいのたくさんの花と弔問客の大行列。生前から、たくさんの友人、知人と仕事仲間なのでしょう。生前は、幅広い交友関係だったのがわかりました。

■とても賑やかな一般葬

有名企業の重役なども、部下を引き連れて大勢やってきました。そして『通夜ぶるまい』が始まりました。葬儀にお酒は、切り離せません。飲み始めると、軽く酔って、生前の話でとても盛り上がりました。
次第に場が明るくなり、笑い声さえ起きました。『あんなこともあった』『こんなこともあった』と喪服を着ているにもかかわらず、とてもお通夜とは思えない雰囲気になりました。

翌日の本葬の際も同じです。前日と同じくらいの人がきました。昼食の時にも生前の話で笑いが絶えませんでした。遺族のご家族たちも『大往生だし、楽しいことが好きだったから』と場の雰囲気としては、とても賑やかな感じで、送ってきました。

■粛々と行われた家族葬

その反対に、とても寂しい葬儀も経験しました。亡くなったのは、知り合いと言える程度の男性で、まだ30代でした。しかも、長期入院の末の病死でした。仕事も長いことしていないのと、元から友達が少なかったので入院していること自体、知っている人も少なかったのです。亡くなって初めて、病気だったことを知ったという人もいました。知り合いということで、受付を手伝ってきました。

大きな葬儀場でしたが、いざ、お通夜の晩も本葬の時も、ほとんど弔問客が来ません。知り合いの、そのまた知り合いという感じで、来ているのは遺族のご両親と数人の知り合いだけです。広い会場が、とても静かで、通夜ぶるまいをしてもビールを一杯飲むだけで、特に会話もなくご遺族に挨拶して帰っていきました。亡くなった故人に関する話をするとか、生前の話もありませんでした。会場にも空席のが多く、ご遺族の心情を思うと、とても身につまされました。翌日の葬儀のときは、お通夜の晩以上に人が少なく棺を持つ人がいませんでした。遺影、お骨、位牌と、最低3人必要です。

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