夫婦関係がある程度長くなると、会話が徐々に減っていったり、言葉を端折ってしまったり、自分の主張が 強くなることも少なくありません。そのうち“マンネリ化”では済まされなくなって、離婚問題まで発展してしまった、というご夫婦を筆者は何組も見てきました。
夫婦であれど、相手を思いやる気持ちを表現することは非常に大切で、“相手が喜んじゃうツボ”“嫌がるツボ”を押さえた話し方が求められますし、逆に言うとそのツボを押さえるだけで結婚生活はガラリと様変わりするものなのです。
今回は、夫婦カウンセラーとして多くのクライアントの悩みにふれてきた筆者が、“聞き方ひとつで夫との会話が弾む”会話テクニックについてお話します。
■“うんざり”のツボ:「今日のご飯美味しい?」
晩ご飯の献立を考えて「今日はカレーでいいか、あの人の好物だし」と思って、夕食にカレーを出したとします。でも、夫は晩ご飯に対して、特に反応しない事は珍しくもありません。
妻:「今日のカレーはどう?」
夫:「ああ、美味しいよ」
妻:「わかった、それならよかった……」
それで会話は終わってしまって、もう少し何か言ってほしい妻にとっては物足りないのです。そういう時に夫は「いつもと同じ味で美味しいよ、別に不満はない」くらいの気持ちでいます。
もちろん、カレーが美味しいのは確かですが、心では“言わせられている”という感が強いのです。それでは会話が弾まないのも当然です。夫はもっと自分のペースで言いたいのです。
■“キュン”としちゃうツボ:「そろそろ食べたいだろうなと思って」
そもそも男という生き物は、自分の本心をなかなか出さない習性があります。それは結婚して夫になっても妻にもなかなか出さないのはよくわかっている方も多いはずです。逆に言えば、“いちいち聞かないで、自分をわかっていて欲しい”という事でもあります。
カレーの会話でも妻には「そんな事いちいち聞くなよ、いつも言っているから同じことを何度も言わせるな」というのが本音なのです。しかし、妻としてはそれでも夫の言葉を聞きたいわけですが、それには“あなたの事はわかっている”という言葉を入れるといいのです。