飛行機の中でシートベルトを締めていても、機体に何かあったら役に立たないのではないかという疑問を持つ人は多いようです。
そのような疑問や「飛行機のシートベルトは役に立たない。」と信じている人たちに、キャビンアテンダントのヘザー・プールさんは憤りを感じています。
プールさんによれば、機体が乱気流に巻き込まれたときに、シートベルトを着用しているかしていないかで大きな違いがあります。
アメリカの連邦航空局の統計では1998年から2008年の間に乱気流で怪我をした人は298人。
そして不幸にも死亡した人は3人でした。その3人のうち2人はシートベルト着用サインが点灯しているのにもかかわらず、シートベルトをしていませんでした。
多くの人は乱気流に巻き込まれると、機体が上に上がると想像します。しかし、実際には機体は突然下がるのです。
その時、シートベルトをしていれば体が浮き上がらずにすみます。シートベルトをしていなければ、体は浮き上がり頭を天井にぶつけてしまいます。
一方で、英民間航空局(CAA)が2008年に行った調査では、世界で起きた238件の事故に巻き込まれた乗客の6%が、シートベルトを外すことに手間取り避難が遅れたという結果が出ています。この結果を誤解して「シートベルトをしないほうがいい」と思っている人もいるようです。しかし、シートベルトをしていなかったことで頭や体を激しく打ったとしたら、着陸時に避難ができる状態ではないかもしれないのです。
乱気流は、いつ起こるかわかりません。英民間航空局を始めとする専門家達が、シートベルト着用サインが点灯していない時でもシートベルトの着用を推奨しています。
参考
Will wearing a seatbelt on a plane save your life?
http://www.telegraph.co.uk/travel/travelnews/11746357/Will-wearing-a-seatbelt-on-a-plane-save-your-life.html
飛行機のシートベルトって役に立つの?
2015.07.31 09:50
|
学生の窓口
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「西洋医学×漢方×手相」という異色アプローチ 標準治療では救いきれない患者と”科学的根拠”の境界線
TREND NEWS CASTER
2
「個人が変わっても組織が変わらない」のはなぜか? エグゼクティブ・コーチングの盲点を突く「社長+幹部一体型」の勝算
TREND NEWS CASTER
3
なぜビル清掃予算は「30〜55%」も消えるのか?多重下請け構造の限界 ――多重構造の無駄を省いた「科学的清掃」の勝算
TREND NEWS CASTER
4
「受診者が最大3倍に」150円の自己負担でも断る人が皆無だった理由 ――がん検診の「心理的ハードル」を下げる環境整備
TREND NEWS CASTER
5
なぜ都市部で「園庭を知らない子ども」が増えているのか? 私立保育所の7割が園庭なしの危機と、幼児教育が向き合う「体験格差」
TREND NEWS CASTER
6
なぜ「AI PC」はビジネス価値に転換しきれていないのか? ――クラウドの課題を克服し、ローカル処理が迫る「業務基盤の再設計」
TREND NEWS CASTER
7
AIとロボティクスの融合がもたらす創薬プロセスの「最前線」 新薬開発における自動化と人間の役割
TREND NEWS CASTER
8
ブームに沸く「一棟貸し」で、いま勝ち残るビジネスモデル ――1000坪の古民家再生にみる、地方宿泊のニーズ変化と運営のリアル
TREND NEWS CASTER
9
なぜ夏は朝から疲れているのか? 猛暑・熱帯夜に負けないための睡眠対策とケアの視点
TREND NEWS CASTER
10
住宅リフォーム「価格だけで選べない」時代の到来――進む“シンナー不足”と業界の新たな課題
TREND NEWS CASTER