西武鉄道「妖怪ウォッチ電車」が苦境に…人気失速の原因はJR東日本!? (1/2ページ)
昨年、社会現象にまでなった「妖怪ウォッチ」が、今年はまったく奮っていない。「妖怪ウォッチ」はゲームから火がつき、アニメで大ブレイク。世間を席巻したことは、すでに周知の通りだ。
昨年の夏休みには、西武鉄道が「妖怪ウォッチ」のスタンプラリーを開催している。ブームを先取りした西武鉄道沿線には、たくさんの親子連れが目立った。もちろん、それは「妖怪ウォッチ」目当てだが、神奈川県や千葉県、茨城県といった関東圏のみならず西武鉄道とは無縁の新潟県や福島県、静岡県といった遠方から来る親子も少なくなかった。
大人気だった「妖怪ウォッチ」に早くも翳りが
「妖怪ウォッチ」を擁する西武鉄道に対して、JR東日本は長らく“ポケモン”をスタンプラリーの目玉に据えており、今年の夏もポケモンスタンプラリーを開催している。昨年の「妖怪ウォッチ」ブームを考えれば、今年も勢いに乗る西武鉄道に軍配が上がりそうに思えるが、どうも様子がおかしい。大人気だった「妖怪ウォッチ」の人気に早くも翳りが見え始めているのだ。
「妖怪ウォッチ」の失速理由を業界関係者はこう話す。
「『妖怪ウォッチ』の人気が思うほど伸びていない理由はいくつかありますが、今春に劇場公開された『ドラゴンボールZ復活の「F」』も理由のひとつだと言われています。『週刊少年ジャンプ』で『ドラゴンボール』が連載終了したのは1995年。すでに20年を経過していますが、当時の『ジャンプ』を夢中になって読んでいた小中学生が親世代になり、一緒に楽しめるコンテンツになりました。お父さんと一緒に映画館に行き、『ドラゴンボール』にはまるチビっ子が続出しているのです」
JR東日本がスタンプラリーの主軸に据えている“ポケモン”の人気もじわじわと回復しつつある。その理由は、やはり親世代にあるようだ。
「鉄道のスタンプラリーの場合、子供だけで参加することはありません。大人と一緒に電車に乗って移動します。ポケモンスタンプラリーが始まってから、20年もの歴史があります。だから、親世代にとって“ポケモン”は、馴染みがあるのです。対して、『妖怪ウォッチ』は、親世代に浸透しているとは言い難い。お父さんが知っている『妖怪ウォッチ』のキャラと言ったら“ジバニャン”くらいじゃないですか。だから、親子で話せるコンテンツの“ポケモン”が親世代から支持されているんです」(鉄道雑誌編集者)