「セミ→夏だなあ」「鈴虫→秋だなあ」意外! 虫の鳴き声に季節を感じるのは日本人だけ? (2/2ページ)
この「鈴虫に秋を感じる」という話、何人かの欧米人にしてみたのですが、たいしてリアクションはありませんでした。やっぱり虫によって夏を感じたり秋を感じたりと「虫によって季節を感じる」という感じ方自体が彼らには不思議にうつるみたいです。
ヨーロッパ、とくにヨーロッパの北のほうで育った人には「虫によって季節を感じる」という感覚がそれほどないのですね。やっぱりセミや鈴虫によって夏や秋を感じるのは日本特有の感覚なのかもしれません。
あ! でも夏だからといって、「蚊」に刺されて夏だー! とうれしくなったりはしません。
でも蚊取り線香や、蚊取り線香のにおいには「日本の夏」を感じますね。逆にいうと、蚊がいなくては蚊取り線香もないわけなので、蚊に感謝しないといけないのかもしれません。
セミがいて、蚊がいて…蚊取り線香があっての日本の夏なのですね(笑)
もちろん人によって感じ方は違いますので、筆者は「日本人はこのような感じ方をする」、「外国人はこのような感じ方をする」というふうに断定してしまうのは好きではないのですが、その上であえて言わせていただくと、「セミのミンミンミン」に「夏」を感じることができたら本当の意味での日本人なのかもしれません。
※もっとも鈴虫に関しては「秋」のイメージがありますが、実際には比較的暑い時期から鳴き始めるようです。
サンドラ・ヘフェリン
プロフィール/ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴17年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「ハーフといじめ問題」「バイリンガル教育について」など、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。