結婚した3人に1人は経験!「離婚」する前に知っておきたい手続きの流れ (1/2ページ)
日本では結婚した3人に1人は離婚する、なんて恐ろしいデータがあります。他にもアメリカだと「ほぼ2人に1人が離婚」という話もあるそうです。さてそんな離婚ですが、皆さんはどんな手続きを経て離婚に至るのかご存じですか?
■スムーズに進めばそこまで難しいものではないが……
離婚をするためにどうするか。「離婚届を提出する」ということは知っていても、それ以外はどんなことをするのか……「一から十までちゃんと知っている!」という人はそんなに多くないと思います。
まず最初に行うのは、「相手に離婚することを伝える」ことです。これをしないと始まりません。双方合意の上で離婚することを決めたら、金銭、また子供がいる場合は親権について話し合います。
金銭面では、
・財産分与
・慰謝料
といったことを話し合います。また子供がいる場合は、
・親権
・養育費
・面接交渉権
・監護権
といったことを話し合います。監護権というのは子供を引き取り、面倒を見る権利のことで、基本的には親権者と同じ人です。
こうした内容を取り決めたら離婚届を提出するわけですが、その前に取り決め内容を離婚協議書にまとめるケースがほとんど。こうしておくと、後で「ああだった」「これはそうではない」など話の食い違いによるトラブルを避けることができます。
協議内容をまとめた離婚協議書は、法的効果を持つ公正証書にします。最寄りの公証役場に持ち込み、公正証書にしてもらいましょう。この際、作成手数料が掛かります。例えば慰謝料が100万円までの場合は5,000円、1,000万円の場合は1万7,000円の手数料になります。公正証書を作成したら、いよいよ離婚届の作成・提出です。