腕に耳を持つ男。自らの腕に第三の耳を移植した芸術家(オーストラリア) (3/4ページ)
まったく健康な芸術家の腕に余計な耳を取り付けるなど、時間と労力の無駄であるという意味で、つまらなく、非倫理的だとみなされるのも致し方ないのかもしれない。
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家族でさえ、最初は彼のことがなかなか理解できなかったらしいが、次第に理解を示すようになった。また、手術を引き受けてくれた外科医たちとはすっかり仲良くなり、今後も彼のビジョン実現に協力してくれるそうだ。
海外で有名となった彼の作品だが、今ではオーストラリア国内でも認められるようになっており、今年3月には新興実験的芸術で優れた業績を上げたとしてオーストラリア評議会賞が授与された。
「私への批判の中にはアンフェアなものもあります。そうした批判は、詩や哲学、芸術的な実践の価値について理解していません。ですが、普通なら芸術家と関わることがなく、こんなことのために時間やお金や専門技術を無駄にする理由などない人々からのたくさんの善意も見てきました。