改造学生服からなめ猫まで! ヤンキーファッション大研究 (5/5ページ)

日刊大衆

当時、その他のバンドでヤンキー人気が高かったのは、シーナ&ロケッツやプラスチックスなどだが、特にテクノポップ系で立花ハジメや佐久間正英らがメンバーだったプラスチックス人気は、ヤンキーが実は流行に高感度であるという事実をあらわしていて興味深い。

一方で、ヤンキーに影響、あるいは触発された形で結果的にヤンキー文化の一翼を担った形となるのが、1980年にデビューした「横浜銀蝿」であろう。サングラスにライダージャケット、そして白いドカンという彼らのスタイルは、実際のヤンキーとはかけ離れたものであったが、イメージとしてのわかりやすいヤンキーは一般的には大受けで、彼らを一躍スターダムにのし上げる。もちろん、銀蝿が持つ音楽性の高さが、人気の大きな要因であったことも確かだ。

この戯画化されたヤンキースタイルがヤンキー自身に影響するということはなかったが、銀蝿の人気を利用したヤンキーたちは少なくなかった。例えば、「横浜銀蝿」というステッカーを無断製作して、それを一般人に売り抜くという事件が日本全国で横行したことなどがその一例だ。まだ、著作権管理が厳しくなかったとはいえ、犯罪スレスレ(販売を強要すれば犯罪であるが)のシノギのダシにされてしまったことは、横浜銀蝿にとっては迷惑な話ではあろう。もっとも、銀蝿がヤンキーをダシに使った側面もなきにしもあらずで、ヤンキー側からすれば、ある意味、当然のお裾分けと思っていたのかもしれない。

ファッションから始まって、漫画、グッズ、そして音楽と駆け足で紹介してきたが、まだまだ車、バイク、髪型などなど、ヤンキー文化を語ったら尽きることはない。機会があれば、総括的ヤンキーカルチャーをじっくりと分析してみたいものである。

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