鼻炎、盲腸、妊娠初期。臨床内科専門医に聞く。風邪と間違えやすい病気とは!? (1/2ページ)
せき、鼻水、のどや頭が痛い、寒気がする、熱が出る……これらは、風邪をひいたときの一般的な症状ですが、「症状が似ていて、風邪と間違えやすい病気もあります」と話すのは臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長。詳しいお話しを伺いました。
■胃やおへそのあたりから、右の下腹部へと痛むのは盲腸のサイン
(1)鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどが痛い……実はアレルギー性鼻炎だった!
「アレルギー性鼻炎とは、鼻水や鼻づまりなどの症状がアレルギー反応によって引き起こされる病気です。主に、スギやヒノキなどの花粉や、ダニ、ホコリ、ペットの毛などのハウスダストが原因です。
花粉が原因の場合は『花粉症』と呼ばれます。元となる花粉の種類は多種あり、スギやヒノキのように春先に発症するとは限らず、一年中起こりえます。
アレルギー性鼻炎は、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、のどの痛みなど、風邪に似た症状が現れて誤解されやすいですが、鼻水の質に違いがあります。アレルギー性鼻炎の場合は透明でサラサラと水っぽいのに対し、鼻風邪の場合は、始めは水っぽいけれど数日するとネバっとした鼻水に変わります。
また、発熱はなく目や体にかゆみがある場合は、アレルギー性鼻炎の可能性が高いです。内科や耳鼻咽喉科などの病院でアレルギー検査を受けると、アレルギー性鼻炎かどうかが分かります」(正木医師)
(2)お腹が痛くて微熱がある……実は盲腸だった!
「盲腸は、正式には虫垂(ちゅうすい)炎と呼びます。大腸の一部、盲腸の先端にある虫垂が炎症を起こした状態です。腹痛、食欲がなくなる、発熱、吐き気、嘔吐(おうと)が主な症状です。
典型的な例は、はじめに胃やおへその周辺が突然痛み出し、時間が経つにつれて右側の下腹が痛むようになります。また、37〜38度程度の発熱や吐き気が起こります。