【昭和ノスタルジー】日本で最も古い地下街に鎮座するやきそば屋「福ちゃん」の牛すじやきそば (1/3ページ)
日本だけでなく世界的に有名な観光スポットである浅草。そんな浅草には余り知られてない日本一のものがある、それは日本で一番古い地下街「浅草地下街」。
いまから88年前の1927年(昭和2年)、浅草・上野間で営業を開始した日本で最初の地下鉄、それが地下鉄銀座線。
当時は「東洋唯一の地下鉄道」というキャッチコピーが使われ、アジア・オセアニア地域では初めての地下鉄路線として関東大震災の復興の旗印の1つでもあった。
その地下鉄開業から4年後の1931年(昭和6年12月)、日本で1番最初の地下街が上野に誕生することになる、それが「上野地下鉄ストア」だ。さらにその後、第二次世界大戦を経て、1952年(昭和27年)、銀座線沿線に日本で2番目の地下街が銀座に誕生することになる。それが銀座の「三原橋地下街」であった。
実は今回ご紹介するお店がある「浅草地下街」は日本で3番目、1955年(昭和30年)に完成した地下街である。
現在では、「上野地下鉄ストア」ならびに「三原橋地下街」は無くなってしまったため、現在現存する最古の地下街は「浅草地下街」となっているのだ。
そんな昭和の香りが色濃くのこる浅草地下街に、とっておきの焼きそば屋がある。それが今回ご紹介する「福ちゃん」。
・懐かしいアルマイトの皿
かつては多くの喫茶店でも採用され、給食の配膳用にも利用されていたアルマイト製のお皿。昨今アルマイトのお皿で提供されるお店は少なくなってきているが、こちらのお店は昔ながらの食器を使っている。
・創業から50年、老舗の味わい
「福ちゃん」の創業は1965年(昭和40年)。