白紙になったインドネシア高速鉄道計画 …問題視される「ジャワ島偏重」 (4/4ページ)

FUTURUS

ジョコ氏は来日の際の講演で、「ジャワ島以外の投資の可能性」を積極的に訴えていた。実はこの部分に、日本の財界人との「焦点のズレ」がある。

だから、インドネシア政府はこう言った。

「計画されているジャカルタ~バンドゥン間は、300キロオーバーの高速鉄道を走らせるにはあまりに距離が短い。本当なら200キロ程度で充分だ。我が国は中速鉄道の重要性を優先する」

高速鉄道を諦め中速鉄道にすれば、工費を大幅に安くできるだろうという打算だ。となると、線路をわざわざ新設する必要性もなくなるかもしれない。実際に今走っている長距離鉄道は、数年前よりも移動時間が短くなった。動力車の性能がアップし、速度が上がったためだ。

以上が、此度の高速鉄道計画見直しの内情である。

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※ hxdyl / Victor Maschek – Shutterstock

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